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素足で暮らす日本人に最適な「もみの木」~内装材としての優しさと安全性~

【樅の木の内装材のはなし】
今回は、内装材としてのもみの木の魅力について、特に私たち日本人のライフスタイルとの相性の良さを中心にお話ししたいと思います。家づくりの現場で、「もみの木の床にして本当に良かった」というお客様の声をたくさんいただいているので、その理由を詳しくご紹介しますね。
日本独特の「素足文化」

世界では珍しい生活スタイル
皆さんは当たり前に感じているかもしれませんが、実は家の中で素足で生活する文化って、世界的に見るとかなり珍しいんです。
多くの国では:
- 家の中でも靴を履いたまま
- スリッパや室内履きを常用
- 床に直接足が触れることが少ない
こうした文化の違いを知ると、日本の住まいに求められる床材の条件も見えてきます。
素足生活に求められるもの
素足で毎日触れる床だからこそ、重要なのは:
- 肌触りの良さ
- 安全性
- 快適性
- 健康への配慮
これらすべてを満たしてくれるのが、もみの木なんです。
木の種類を知ろう
硬い木と柔らかい木の違い
木材は大きく分けて2つのタイプがあります:
硬い木(広葉樹系)
- ナラ、ケヤキ、チーク など
- 耐久性に優れている
- 傷がつきにくい
- ただし、硬すぎることも
柔らかい木(針葉樹系)
- もみの木、杉、ひのき など
- 肌触りが優しい
- 断熱性に優れている
- 適度な弾力性がある
もみの木は、この「柔らかい針葉樹」の代表格なんです。
もみの木が素足に優しい理由

天然のクッション効果
もみの木の床を歩いてみると、その違いがすぐに分かります:
安全面でのメリット
- 転んでもケガをしにくい
- 滑りにくい適度な摩擦感
- 衝撃を吸収してくれる
健康面でのメリット
- 足首への負担が少ない
- ひざ関節に優しい
- 腰への衝撃を和らげる
- 長時間立っていても疲れにくい
まさに「人の体にやさしい天然のクッション材」と呼べる特性なんです。
特に喜ばれるご家庭

高齢者の方がいるお家
お客様からよくいただく声で印象的なのが、ご高齢の方からの感想です:
「足腰が弱くなってきたけれど、もみの木の床なら安心して歩ける」 「転倒の心配が減って、家の中での移動が楽になった」
実際、硬い床と比べて転倒時の衝撃が大幅に軽減されるので、安全性の面で大きなメリットがあります。
小さなお子さんがいるお家
小さなお子さんがいるご家庭でも、もみの木の床は大変喜ばれています:
「子どもがよく転ぶけれど、ケガをしにくくなった」 「ハイハイの赤ちゃんにも優しい肌触り」 「裸足で走り回っても安心」
お子さんの成長過程で、安全で快適な床環境を提供できるのは、親御さんにとって何より嬉しいことですよね。
実際の施工事例から
お客様の生の声
先日完成したお家のお客様からは、こんな感想をいただきました:
「最初は『柔らかい木』って大丈夫なのか心配でしたが、実際に住んでみると、この優しさが毎日の暮らしを豊かにしてくれています。特に朝起きて素足で床に立った時の気持ち良さは、他では味わえませんね」
メンテナンスも意外と簡単
「柔らかい木は傷つきやすいのでは?」という心配をされる方もいらっしゃいますが、実は適切なメンテナンスで長く美しく使えます。
小さな傷は木の持つ自然な風合いとして楽しめますし、大きな傷は専門家による補修が必要となりますが、何より、毎日の暮らしの中で感じる快適さは、その価値を十分に上回ります。
日本の住まいに最適な選択
文化に根ざした住まいづくり
もみの木の床材は、まさに日本の住まいにぴったりの木材だと思います。
私たちの素足で暮らす文化、畳の上でくつろぐ習慣、床に座る生活スタイル…そのすべてに寄り添ってくれる優しい素材です。
心地よさと安全性の両立
住まいに求められるのは:
- 毎日の心地よさ
- 家族の安全性
- 長く愛せる美しさ
- 健康への配慮
もみの木は、これらすべてをワンランク上の空間を実現してくれます。
まとめ
素足で暮らす私たち日本人にとって、床材選びは本当に重要です。毎日直接肌に触れるものだからこそ、妥協したくない部分でもあります。
もみの木の優しい肌触りと安全性は、きっと皆さんの毎日をより豊かで快適なものにしてくれるはずです。
もし床材選びで迷われている方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度もみの木の床を体感してみてください。その優しさと心地よさを、きっと気に入っていただけると思います🏡✨